ヨーロッパ(1998)

ロンドン観光

Rico

珍しく朝早く目が覚めた。
シャワーを浴びて色々準備をしていたら、何度かノックの音が聞こえがちゃがちゃいったと思うと、
いきなりドアが開いた。

びっくりして「Excuse me!!」と力一杯叫ぶと、
「シャワールームを調べにきた。ノックしたけど返事がなかったから」だと。
「怪しい〜!」と思うのは神経質だろうか。
朝7時にノックされても出なければいけないものなのか。
声もかけなかったではないか。
しかも、ここのホテルのドアにはドアチェーンもついてないんだから、そう易々と開けると危ない。
まあ、何もなかったのでヨシとしよう。

気をとりなおして朝食。
しかし、昨日空港のインフォメーションで「朝食つけといたから」って言うから私はてっきり料金はもう含まれてるもんだと思ったら、別料金だったよ。12ポンド。朝から3000円。
日本でもそんな朝ごはんなんて食べたことない。

気を取り直して、今日はロンドン観光へと繰り出した。
今日の宿泊先は未定な為、ずっとバックパックを背負って。
日本で重たいものは持たない私にとっては12キロのバックパックは信じられない重さだった。
地図と片手にひたすら歩き、歩いて歩いてまた歩いた。
途中、また10000円ほど換金すると37.92ポンド。
手数料がかかるため、分けて両替するのもムダなのだが、私の中では5日間で1万円のつもりで、ロンドンがここまで物価が高いとは知らなかったのだ。

途中、本屋に立ち寄りトーマス・クックの時刻表/11.25ポンド(European Rail Timetable/Thomas Cook)とユースホステルの場所、連絡先一覧/6.99ポンド(Hostelling International europe /Hostelling International)を手に入れた。
ひとまずこの2冊があれば安心だ。

ロンドンの地下鉄

地下鉄には最後だけ1度使った。
この地下鉄がまた歩く、歩く。
深く長く、プラットホームまでが遠い。
イギリス英語では地下鉄はUnderground。
Tubeという愛称で呼ばれている。
車両はかなり古く、背が低くて、鎌の形(上がまるい)をしていた。11路線、路線図は色分けしてありわかりやすい。
最低料金は1.10ポンドだった。

Big ben and The House of Parliament

バッキンガム宮殿やウエストミンスター寺院、そしてビックベンに大英博物館。
ロンドンのお約束観光コースを一通り。
大英博物館にまで荷物を持って入り、途中休みながら見学をした。
荷物さえなければもっとじっくり楽に見れたかと思うと悔やまれる。
入り口に寄付金箱のようなものがあったが、貧乏人は目をつぶり。。。(ごめんなさい)

今日はどこに泊まろうか迷ったけれど、予想以上のロンドンの物価の高さに、
バーミンガム(Birmingham)に住んでいる知人の所に電話して「泊めて〜」と頼んでみた。
あまりの急な話にびっくりした様子だったが、とりあえずOK.
バーミンガムへは長距離バス(Coach / National Express社)で。
電車よりも少し時間がかかるがコストが少し安い。
ヴィクトリア駅側のヴィクトリア・コーチステーション(Victoria Coach Station)で購入。かなり混雑していた。

バーミンガムには、友達が迎えに来てくれていた。
もう日も落ち、「普段はこの時間は一人じゃ歩かないのよー」と言われた。
この友達は、元々オーストラリアのホームステイ先との家族ぐるみの付き合いの中、知り合った。もともとはオーストラリアへのイギリス移民なので、パスポートはなくして滞在できるそうだ。

駅でしばしお茶をした。彼女が珈琲のミルク入を注文し、「White」と言うと店員に冷たく聞き返された。彼女は「オーストラリア訛りだからたまに通じないのよ」と笑って言ってた。
夜もふけて彼女の住むティプトン(TIPTON)という街に帰り、無事に眠りにつくことができた。

ABOUT ME
Rico
Rico
旅するWebディレクター
福岡県在住の旅するWebディレクター
主婦業・子育てもしながら、仕事もしながら、旅も暮らしの一部のようにしたい。
人生一度切り。いつか行こうの「いつか」は永遠に来ないかもしれないから。
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