ヨーロッパ(1998)

交通機関がクソ過ぎて泣いた話

Rico

今日はリパプール(LIVEPOOL) へ1日観光をすることにした。
あの有名なビートルズの発祥の地。
とても楽しみだったが、今日は散々な一日となった。

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[今日の予定]
出発9:15→電車TIPTON 9:30発→→バスBIRMINGHAM 10:40発→LIVERPOOL12:55着
→観光(4時間の観光予定)
→バスLIVERPOOL16:20発→→BIRMINGHAM18:30着→TIPTON 帰宅  
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朝、早めに家をでた。
何しろ知らない土地。時間が決まっている旅は余裕を持ちたい。

家からTIPTON駅まで歩き、それから電車でBIRMINGHAMへ。
ここまで順調。
しかしながら、バスターミナルってどこだろう。
友達に夜遅く迎えにきてもらっただけだから右も左も全くわかんない。
結局、私は真反対に進み迷ってしまった。
道を尋ねながら、なんとかたどりついたのが、10:30。ギリギリ。
チケットを買ってバスへ早く!とチケットカウンターへ急ぎ足。

が、コンピューター故障。

あと10分だから心配していたら、おばちゃんが「バスは待たせてあるから大丈夫よ」と笑顔で太鼓判。


しかし、その10分後、行ってみると バスはもう既に出発した後だった。

「待たせてあるって言ったやんかー」と抗議すると、インフォメーションに行け、 チケット売り場に行け、とたらい回し。
でもどうやら私を別の便でLIVERPOOLまで連れていってくれるらしく、マンチェスター行きのバスに乗せてくれた。

これで安心!と思ったら大間違い。

バス、大幅に遅れる 。

結局LIVEPOOLには15:00に到着し、帰りのバスは16:20 。
観光はたったの1時間。
それでも一応バスターミナルで地図を買って、まわりをうろうろすることにした。

16時前。迷っちゃいけないから、早めにバスターミナルへ、と帰路へ向かうが、
案の定 道に迷う 。
しかもターミナルで購入した地図にバスターミナルが載ってない。
結局タクシーに乗ったのだが、信号全部赤。
結局ついたのが16:22。バスに乗り遅れる。

・・・・。

次のバスは21時。23時過ぎて到着なんて恐すぎて乗って帰れない。
友達は今日は出張で留守。
しばし途方にくれる。
今日はあんまりお金も使うことがないだろうと思ってトラベラーズチェックなど貴重品は全て家においてきたからお金もない。

ついつい日本に電話してみて現実逃避。楽しいおしゃべり。そんな場合じゃないのだが。

気を取り直してどうするかを考える。(一休さん風)

帰りもマンチェスター経由で帰ればイイじゃん!!

という訳で、バスのチケットを取り替えて(手数料取られたが)マンチェスター行きのバスへ乗りこんだ。

が、またまたバスの故障。

初日と同じパターン。
道のど真ん中でストップ。
そしてまたまた後ろからのバスに乗り込み、、、、。
なんとかマンチェスターについたものの、バーミンガム行きのバスは20:05。着くのは22:55。
もうそんな時間は真っ暗だし、バスターミナルから駅までの道もよくわかんないし、 友達だってそんな時間に一人でうろうろしないって言ってたのに。
第一TIPTON行きの電車の最終って何時だっただろう。
どうしよう。

あ!電車があるぞ!と思いつく。
電車はバスより高いけど早く着くはずだし、乗り換えも簡単だ。
お金ないけど、ここでホテルに泊まるよりも安くつくし、、
というわけで、標識をみながら駅までなんとか行き、クレジットカードで電車代をはらう。
18.50ポンド。痛い。
20:10発→21:45着。 TIPTON行き22:16に乗れる。電車だと乗り換えもスムーズで安心。
、、、、と喜んだ私があまかった。

鉄道事故があり、電車遅れる。

信じられない。なんたることだ!
しかし、こんなにせっぱつまってるにもかかわらず、私は寝てしまったのだ。
起きたら「はっここはどこ?」状態で冷や汗。
時計を見ると22時だった。
ほんとだったらもうついてる時間。
でもどうやらまだ通りすぎてはなかったようだ。
そしてやっとBIRMINGHAMについたのが22:30。(45分の遅れ)

当然16分発の電車逃す。

今にも泣き出しそうだった。
でも最終の23:16があった!せめてもの救い。
ほんとに駅で野宿するはめになるところだった。
でもそれでもその電車を待つ間、恐くてぎりぎりまでホームには降りず、 知らない女の人のそばにくっついていた。
ここで私の不運はさすがに終わったと思ったが、まだまだ許してはもらえないようで、、、

電車こない 。

電車は遅れ、23:30になってやっと来た。
夜の電車は車内アナウンスもないから、何度も何度も駅の数を指で折って数え、 窓にへばりついて通り過ぎる駅の数を数えた。
5つ目、いそいそと降りる。
田舎の駅は真っ暗。
駅から降りるや否やダッシュ!
暗闇が恐くて恐くて。
もともと夜道は好きではない。

そして、 道に迷う・・・。

あまりにも暗くていつも「郵便局で曲がる」とだけ覚えていた曲り角すら見えずに走って通りすぎてしまっていた。

やっとやっと友人宅にたどりついたのがジャスト0時。

帰れた~~。安心感からか、涙が出た。

今日1日ですっかりイギリス嫌いになってしまった。
この街は田舎だからみんなジロジロ視線が痛い。
リバプールで歩いてたらバスの中からF*CK!と指たてられた。
言葉もブリティッシュ英語なんてそんなかっこいいもんじゃなく、 ロンドンをちょっと離れると訛ってて全然言葉もわからない。

私は疲れきっていた。
朝9時に家をでて今まで、その間2時間以外はずっと乗り物の中だったのだ。
昼も夜も食べる暇もなく、余計なお金を使い、結局Livepool観光もできず、早速日本に帰りたい気分で1日が幕を閉じた。

(写真も1枚もない)

ABOUT ME
Rico
Rico
旅するWebディレクター
福岡県在住の旅するWebディレクター
主婦業・子育てもしながら、仕事もしながら、旅も暮らしの一部のようにしたい。
人生一度切り。いつか行こうの「いつか」は永遠に来ないかもしれないから。
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