ヨーロッパ(1998)

前夜祭

Rico

今日はベルサイユ宮殿(Versailles)に行こうと思っていたら、なんとお休み。
急遽、予定変更。ブローニューの森へ(Bois de Boulogne)
が、大雨。
そこは森と湖にかこまれたお城で、景色がきれい、という所だったので、この雨じゃぁ、とあきらめる。
今日はちょうどバーゲンが始まったのでショッピングデーに。
すごくかわいい靴を見つけた。よく見るとそれはプラダだった。なんと40%オフ!!
それでもそれでもびんぼっちな私にはかなわぬ値段だった。
さみしい。
2,3軒のデパートをまわった。
デパートを出てみると快晴だった。
クソーいつもこんなパターン。
フランスの天気は変わりやすいらしい。

晴れた日にただのショッピングではつまらないので、
シテ島(Ile de la Cite)へ渡った。
シテ島はパリの発祥の地だと言う。
ノートルダム寺院(Cathedrale Notre-Dame de Paris)も美しい。
穏やかな気分で川を眺める。

が!またもや大事件。
御主人様に逆らって、またもやお腹がぐるぐると。。
ホテルには遠い。
フランスには、公衆トイレが電話ボックスのように街角に立っている。
使用料が2フラン。
そそくさと入る。
が、日本でも公衆トイレ嫌いな私には、ちょっと使用に抵抗があった。
男女兼用な為、殿方のものが飛び散っていた。
しかし、そんなこと言ってる場合ではない。
一応、ペーパーでさっと拭き座る。
安心。とふと側を見ると何かボタンがある。好奇心。流すボタンかしら。
ガーーーーーーーっ
ド、、、ドアが開くじゃあーりませんか!
一生懸命、ドアを押さえる。
このぶざまな格好ったら!!!
そして今度は用は終わったので出ようと思うが、流すボタンが見つからない。 キョロキョロしてみるがわからず。
このまま出ようかとも思うが、人が待っていたらと思うと出ずに出られず。
そうこうするうちに勝手にドアが開いた。
仕方ないから外に出ると、ドアが閉まると同時に流れ出す音が聞こえた。
後になってガイドブックを見てみると、15分たつと自動的にドアが開き、使用後は自動的に熱湯、洗剤が噴出し清掃される、とのことだった。
みなさん、ガイドブックはよく読みましょう!


夜はパリ祭の前夜祭。今日も昨日に引き続き、スゴイ盛り上がり。
ホテルの前のバスティーユ広場で野外コンサートがあった。
みんな踊り、私も踊る。
その周りではまたまた爆竹。こわくっておちおち歩けない。
その後ろにはいつのまにか簡易遊園地が設置され、人がいっぱい。
今日も眠れそうもない。花火もあがる。

ワールドカップ、パリ祭と、こんな時にフランスにいれたことをラッキーだと思う。
普段のフランスとまた雰囲気が違っただろうと思う。
しかしながら、私のフランスでの食事といえば、フランスパンづくしだった。
フランスパンしか食べていない。
でも日本のよりもずっとおいしいの。
フランスパンのサンドイッチ屋さんみたいな所でいつも買って食べた。
ちょっとお金があれば本場フランス料理も食べてみたかったなぁ。

フランスで地方にも行きたかったのだが、とうとうお金が底をついたので、明日帰ることにした。
航空会社に電話し、飛行機を手配した。

16000リラ=49.76フラン。
200ベルギーフラン=30フラン。
なけなしのお金をエクスチェンジ。

ABOUT ME
Rico
Rico
旅するWebディレクター
福岡県在住の旅するWebディレクター
主婦業・子育てもしながら、仕事もしながら、旅も暮らしの一部のようにしたい。
人生一度切り。いつか行こうの「いつか」は永遠に来ないかもしれないから。
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