タイ(2002)

チェリーとの旅

Rico

ゲストハウスでレンタサイクル(50B)を借りて、地図を片手にチェンマイの街を散策。
自転車はチェリーと命名。


まずは朝食ターペー門から旧市街のど真ん中を抜けるRatchandamnoen通りの「Cafe Chic」でマンゴーシェークを。西洋人向け現代的カフェ。値段は高めだが、マンゴーシェークはおいしかった。ここで、大体の行き先をチェック。

↑犬たちは生きてるよ

さぞかしチェンマイの風は気持ちよいだろうと思いきや、甘かった。
チェリーはギーコギーコ。トレッキングの筋肉痛。そして・・・お尻がイタイ。
しかも、トレッキングで汚れたため、ズボンを洗濯に出し、私はスカート。ツライ・・・。 それでも、いつものように歩いていると声をかけてくるトゥクトゥクやソンテウのうっとおしさがなくてよい。

とりあえず、ゲート内の旧市街のスポットを廻る。炎天下。くらくらしてくる。 そしてむき出しになったチェーンのおかげでだんだんと足が黒くなる。 それでももう私は意地になり、ひたすら自転車を走らせる。

「人の行く道は~果てしーなく遠いー。だのに~なぜ~歯をくいしばりー君は行くのかーそんな~にして~までぇ。」
ふと気がつくとこんな歌が頭をぐるぐると。

そして、気になっていた「ワット・ウモーン(Wat Umong)」を目指す。
歩き方には「行き方:旧市街を西から出てステープ通りを進み、チョンプラタン運河を超えてすぐ左折し、小道を2KMほど入る。」としか書いておらず、そして悲しくも地図は途中で途切れている。
まず、「チョンプラタン運河を超えてすぐ左折し」もどうかと思う。
これは川沿いを行かなくてはならないのだが、私は超えてしまってから1つめの道を行き、行き止まりになり引き返した。そしてこの川沿いの道は偶然工事中だったのか鋪装されておらず、私のチェリーちゃんではいっぱいいっぱい。すると、途中橋が。
これなら運河の手前の鋪装された道路をスイスイ行ったのち、橋を渡った方が懸命。 そしてこの橋の辺りから右折しなくてはならないのだが、そんなこと書いておらず、私は直進し、民家へ迷いこむ。
自転車に乗った怪しい日本人が勝手に人のうちの庭をうろうろしていたのだ。

そしてそこで道を聞き改めて橋の辺りまで戻るのだが、この地図がまたかなり簡単に書いてあり、あたかもすぐ着くかのようだったが、人生甘くはない。途中から看板が出ていたので助かった。
大抵の場合はありがちだが、わかっている人が地図をかくと簡単すぎてわかりにくいもの。

しかし、着いてからはとてもすがすがしい感じ。入り口にチェリーを置き、森林の中を歩く。
自転車は持ち込めるのだが、私の場合は単に歩いた方が楽と判断。
太陽はギラギラと照り輝いていたが、木陰に入るとなんとも涼しく、そして洞くつの中はさらにひんやり。洞くつの奥に仏像が。

苦労してここまで来た甲斐があった。観光客の顔はあまり見られなかった。もともと「町の喧噪から離れた静かな環境で瞑想ができるように」と建てられたものだそうなので、観光客がたくさんいても本末転倒といったところか。

ワットウモーンを出た辺りで初屋台体験。10B(=30円)で。 日本語はもちろん英語も通じず、指差しコミュニケーション。スープ自体はうす味で、自分で香辛料で味つけをする。当初は砂糖を入れるのにどうも抵抗があったのだが、とうがらしの量と同じくらいの砂糖を入れると甘辛く絶妙。意外と癖になるかも。
そして、この後ドイステープまで行くつもりだったのだが、チェリーちゃんの役不足ということで、マッサージへ変更!筋肉痛も痛いしな。

宿に帰ると、ゲストハウスは日本人で溢れていた。知らない人に声をかけられる。
「ここに泊まってる人だったんだー。今日ワットプラシンにいたでしょー。自転車に乗って。」と。そして、スウェーデン人にも
「車の中から今日見たよ。自転車。押してた。」と。
どうやらいろんな所で、チェリーちゃんと私は目撃されていたようだ。
他人の目にはチェリーちゃんとの格闘の姿はどう写っていたのだろうか。

夜は、2泊3日のトレッキングから帰ってきていた男の子と夕御飯。 オーストラリアからのワーホリ帰りで親近感。おごってもらっちゃった。ごちそうさまでし。
そして夕御飯を食べたのにもかかわらず、残りのトレッキングメンバーたちと再度夜の街へ。

ナイトバザールをぶらりと通り抜けた後、B69(=210円)で食べ放題という、北部の鍋?焼き肉?へ。たれが旨い。さっき夕御飯を食べてお腹いっぱいだったはずなのに。。。
そしてリバーサイドのバーレストラン(The Riverside Bar & Restaurant)にトゥクトゥクで移動。タイ人がトゥクトゥクに交渉すると安くなるという。メコンウィスキーをソーダと水で割って飲む。普段ウィスキーはあまり飲まない私だがグラスはすすむ。

そこへ更にタイ人の友達という人が合流し、6人でクラブへ。
楽しい!楽しい!アルコールの威力も手伝って楽しくて仕方がなくって顔がゆるみっぱなし。しかし、こーゆー時こそ危険はつきもので、トイレから出た所でタイ人に待ち伏せされていた!にょー。キス逃げされた上に、後で部屋に行くからと。コワイコワイ。

さりげなーくアーミー帰りのスウェーデン人の近くに逃げてみたり。2時に店が閉まり、トゥクトゥクで宿へ。完全に酔いがまわった私はトゥクトゥクに乗るやいなや眠ってしまい、宿について起こされる。そして部屋に戻り、鍵をがちゃり。ふら~っとトイレに行こうとした所にカーテンの影に「彼」の姿が!ということで、電気を消しトイレは諦め息を潜め、ベッドへバタリ。そして服のまま次の日の朝を迎えた。

「自分の身は自分で守りましょう。」しっかりしなければ。

マンゴーシェーク 40B
自転車 50B
マッサージ 300B
2回目の夕飯 110B
バー 120B(?)
クラブ 100B
トゥクトゥク 10B

ABOUT ME
Rico
Rico
旅するWebディレクター
福岡県在住の旅するWebディレクター
主婦業・子育てもしながら、仕事もしながら、旅も暮らしの一部のようにしたい。
人生一度切り。いつか行こうの「いつか」は永遠に来ないかもしれないから。
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