タイ(2002)

田園風景を眺めて

タイの列車からの風景
Rico

眠り浅し。どんな格好をしても腰が痛いというか落ち着かない。電車で寝るのは大得意な私もげんなり。されど夜行列車。昼間よりはグンと早く時間は過ぎる。前の人が降りた所をすかさず移動。隣の人がいないだけでなんて楽。足がはみだしだしたっていいんだもの。そう思うと私より明らかに大きな男性を思うと気の毒になる。

朝5時頃ピサヌロークを通過。ピサヌロークに降りて1日観光くらいの余裕はあったか・・・しかし、睡眠不足の為重い腰は上がらず、その後2度寝。隣の人がいないだけで不思議なくらいよく眠れた。

日は昇り流れ行く田園風景をただただ眺める。田園風景とはいっても、ただ何もない「殺風景な田舎の景色」と言ってしまえばそれまでの景色。それでもぼーっと眺めていると、自分もその殺風景な自然の一部になってしまったようなそんな気がした。寝ても起きても誰に関心をもたれることもなく、ただ時間の流れに身を任せる。

終点のバンコクまで乗るつもりだったけれど、1つ手前のドン・ムアン空港で降りて携帯電話を返すことに。しかしながら、列車はタイ時間で動く。時間通りには走らない。予定時間より30分以上も遅れ、そして地球の歩き方に載っている駅の数よりもどうやら停車駅が多い。駅名アナウンスもないし、いや何かアナウンスはあるのだがタイ語で全く理解できず、駅名すら聞き取れない。コンタクトレンズもしていない私も全力で各駅で「駅名」看板を探す。運良く、ドン・ムアンの1つ前で看板を発見できたので準備万端で、停車後おりようとしたら、
ド・・ドアが開かない・・・。

ガチャガチャやっていると、外側から人が手伝ってくれたのだが、結局開かずお手上げポーズ。ちょっと諦めるの早くないですかーーっ。違う出口へと回ろうとしたら、遠い。また私はここで降りれず旅のネタを1つ増やすのか・・と諦めかけた所、タイ人の売り子の人が開けてくれた!ありがとー!

降りると写真の駅員さんが私に向かって一生懸命笑顔で旗を振ってくれたのだが、写真間に合わずはしっこでパチリ。デジカメはシャッター切れるのが遅いので困る。無事、空港で携帯電話を返し、エアポートバス(100B)でsoiトンローまで。

私のわずか1週間の1人旅は終わり、無事いとこの元へ帰りついたのだった。

エアポートバス 100B
ABOUT ME
Rico
Rico
旅するWebディレクター
福岡県在住の旅するWebディレクター
主婦業・子育てもしながら、仕事もしながら、旅も暮らしの一部のようにしたい。
人生一度切り。いつか行こうの「いつか」は永遠に来ないかもしれないから。
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